薪ストーブの種類や機能によって違いはありますが、基本的な参考にしてください。
ここで紹介する薪ストーブは、バーモンドキャスティング製の「アンコール」
薪は、「那須の薪」のものを使用します。
ダンパーが開いていることを確認してください。(二次燃焼付き薪ストーブの場合)
着火剤を使って、小さめの木くずや小枝に火をつけていきます。

すぐに次々と薪をくべるのではなく、火が木くずなどに燃え広がり火力が上がってきていることを確認しながら、少しずつ大きめの薪をべていきます。
火に勢いがつき温度が50℃〜100℃になるか、勢い良く火が燃える音「ゴーー」 がする頃に、その次に大きな薪を足しストーブの扉を閉めます。 この時、空気量調整レバーは全開に。


太めの薪が熾火(薪が炭になって赤い固まりがゴロゴロしている)の状態になるまで温度計を見ながらじっくりと待ちます。
ストーブ内温度が250℃を超えたあたりからは、火が薪から薪に燃え移っている状態から、薪の隙間からガスのようなものが噴き出しそれに火が引火して青みのある炎に変化していきます。
250℃を超えダンパーを閉めると火の勢いが弱まって、ゆらゆらした火に変わりました。ここから安定燃焼に入ります。

ストーブにより、安定燃焼温度がありますので、その範囲を維持するようにして下さい。
温度が250℃より下がると二次燃焼を可能にする触媒の効果が少なくなり燃焼効率が低下するため、温度が下がらないように薪を追加していきます。
熾火はできているので、薪を入れ過ぎないようだいたい二本ずつ入れるのが一般的です。
理想論としては、薪ストーブが生活の一部というのではなく、薪ストーブを中心に生活が廻っている。つまり「常に薪ストーブの炎の状態、温度を気にかけながら家事や団欒を楽しむ」ということになるでしょう。

あっ!薪ストーブの温度が上がってきました。空気調整レバーを 1/3ほど絞ってください。そうして適正温度の範囲に調整します。
温度上昇が続いているようなら空気調整レバーをもう少し絞って 適正温度の範囲に調整します。 今が薪ストーブのベストの状態です。

しばらくすると薪ストーブ内の温度が下がってきます。 薪の燃焼ガスが燃え尽きて温度が下がってきた状態です。ダンパーを開いて 薪ストーブの底で、スカスカになり燃え尽きた薪を広げて2本ほど薪を追加します。
追加する薪が細い場合には温度が200℃くらいに下がっていても火力はすぐに戻ります。太めの薪を追加する場合には250℃を下回ったらすぐに追加してください。
そうしているうちに、家の中は、何とも言えない暖かさに包まれているはずですよ。
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